久しぶりにサーチコンソール内にある「外部リンク」のチェックをしたところ、どう考えても怪しい外部リンクが複数あるのを発見!
知らないURLを直接クリックするのは怖いので、無料のURLチェックツールを利用するなどして確認し、海外サイトや転売ヤー(?)などではないかと疑われるURL先全てのドメインとリンク先ページを「リンクの否認」申請しました。
今回どのような作業を行ったのか、備忘録として残しておきます。
(外部リンクデータ整理が初めての方向けに、画像多めの記事となっています)
私と同じ様に、怪しい外部リンクの対応に困っている方のお役に立てれば幸いです。
「リンクの否認」作業の流れ
私のブログは「日本人向け・日本国内向け」に運営しており、自分のブログ内容とは全く関係がない海外サイトや質の悪いサイトからの被リンクは、好ましくありません。
怪しい外部リンクを見つけた場合、そのまま放置しておくとグーグルからの評価が下がってしまい、ブログ運営に悪影響を与える場合があるので、定期的に外部リンクを確認し、自分のブログの評価対象にされないように「リンクの否認」申請を行っています。
※「リンクの否認」参考ページ
⇒Search Consoleヘルプ(サイトへのリンクを否認する)
下記に「リンクの否認」作業の主な流れを箇条書きにします。
- グーグルサーチコンソールで「リンク」画面を開く
- 外部リンクデータをダウンロードする
- 外部リンクの精査を行う
- 無料のURLチェックサービス(aguse)にてサイトの確認をする
- 「リンクの解除」を依頼できそうな相手にはお問い合わせなどから連絡してみる
(私の場合は、明らかに海外サイトや質の悪いサイトだったので未連絡) - 申請用否認リストを作成する
- 「リンクの否認」申請を行う
普通に「参考ブログとしての被リンク」をしてくださった方のURLを「リンクの否認」申請してしまうと、せっかくの流入件数が下がってしまう場合があるので、リンクの否認対象にする外部リンク先は慎重に確認してくださいね。
続いて、具体的な作業内容をPC画面の画像を使ってご紹介していきます。
外部リンクの確認とデーターダウンロード
外部リンクが何件あるのか、また、実際に「リンクの否認」の対象となる外部リンク先のURLはどれなのかを確認するために、まずは外部リンクデータをPCにダウンロードします。
実際のPC画像で作業の流れをご紹介します。
今回、上記エクスポートデータのどちらをダウンロードしても同じ内容でしたが、2つの違いは以下の通りです。
引用元:サーチコンソールヘルプ(リンクレポート)より
- 最新のリンク
サイトへのリンクのうち、最近検出されたもの(最大 100,000 行)で、検出日順に並び替えられています。- その他のサンプルリンク
サイトへのリンクのサンプル(最大 100,000 行)で、Google が認識しているすべてのリンクから抽出されます。サイトにリンクしているページ数が 100,000 ページを超える場合には、最新のリンクのエクスポートでは長すぎて省略されてしまうデータも表示でき、便利です。
私はエクセルデータにしました。
下記は「最新のリンク」データをエクスポートした場合。「その他のサンプルリンク」をダウンロードした時は、「前回のクロール」部分がないデータでした。
続いてダウンロードしたエクセルデータを使って、「リンクの否認」対象となるURLを整理していきます。
外部リンクダウンロードデータの整理
外部リンクのデータをダウンロード後、データーの整理を行います。
今回はエクセルデータをダウンロードしたので、エクセルでのデータ整理方法と最終的にどのような形にしたのか画像を交えてご紹介していきます。
- 「URL列」を昇順に並べ替える
- 安全とわかっているURLを「リストの否認対象外」として色分け
- 「ドメインのみ」の列を1列追加
- 「無料のURLチェックサービス」にて外部リンクの確認を行う
- 危険なドメインは「否認するドメイン」の列に1行ずつコピー
- ④と⑤を繰り返して「リンクの否認」申請用元データを作っていく
文字だけではイメージがつかみにくいかと思いますので、画像にてご紹介していきます。
「その他のサンプルリンク」をダウンロード。
「先頭行をデータの見出しとして使用する」にチェックを入れ、最優先されるキーで「A列(リンクしているページ)」を選んでから、並べ替えます。
ただし、「http://」が先、「https://」が後に並びます。
間違えて「リンクの否認申請」しないように、「被リンクされても大丈夫なURLを色分け」すると視覚的に見やすく、整理しやすいです。
私は、大丈夫な外部リンクのセルに色を付け、危険なサイトURL一覧から除くために、一番下に固まるよう並べ替えてから、作業を進めていきました。
セルの色分けをして、危険と安全の区別をすると目視でも見やすくなります。例えば、
- 危険なサイト=赤色
- リンク切れサイト=黄色
- 判断できない保留サイト=グレー
- 安全なサイト=水色
など、ご自身に合う整理方法で試してみてください。
ダウンロードデータは外部リンク先の「ページ」データのみになっています。
私はドメインごと「リンクの否認」申請をするために、「ドメインデータのみ」の一覧も作りました。
(STEP9に整理後のエクセル画面見本あり)
- A列1行目
⇒「#否認するドメイン」 - B列1行目
⇒「#否認するページ」
上記の文字を各セルに入力します。「#」は半角です。
「リンクの否認」申請時、ドメインごと否認をしたい時は、申請データの各ドメインの前に「domain:」を付けなければいけないため。
(「:」も半角)
ダウンロードデータのページを一つずつ見ていくのは大変なため、私の場合は、ドメインごとにチェックしていきました。
ページごとにチェックしたい時は、ダウンロードデータのURLを1行ずつ(長くても文字を省かず)コピペして調査してください。
利用した「無料のURLチェックサービス」は「aguse」です。
(実際に使用したときの画面は後ほどご紹介します)
※無料のURLチェックサービス
⇒「aguse.jp」を見てみる
▼エクセルデータを整理後の画面はこちら
上記の方法で、外部リンクダウンロードデータを整理していきました。
最終の申請時はエクセルデータをコピーして、「テキストデータ」として保存する必要があります。
次の項目で申請用データの見本をご紹介します。
「リンクの否認」申請用のファイル作成と申請先
「リンクの否認」申請時はファイル形式が決まっており、エクセルデータのままでは申請ができません。
Search Consoleヘルプに記載がありますが、私は使い慣れているPCの「メモ帳(.txt)」に
- #否認するドメイン
- #否認するページ
の一覧をコピーし、ファイル名を「否認リスト」として保存しました。
(必ず1行ずつになるように)
▼メモ帳に保存した最終データ画面例
最後は、上記のメモ帳ファイルをSearch Console「リンクの否認」ページにアップロードして申請完了です。
(アップロードが完了するとグーグルからメールが届きます。Search Consoleの管理画面にもお知らせが届きます。)
- 「リンクの否認」ページにログイン
- プロパティの選択
(ブログを複数運営している方は、外部リンクを外したいブログを選ぶ) - 「否認リンクをアップロード」をクリック
- 「否認リスト」ファイルを選択するとアップロードされる
※過去に否認リストを申請済みの場合で、新しい否認リストに変えたい場合は「置き換える」をクリックして新しい「否認リスト」を選び、アップロードする。
下記がグーグルから具体的に指示されている「否認リスト」のファイル内容です。
引用元:Search Consoleヘルプ(サイトへのリンクを否認する)
- ファイルは UTF-8 または 7-bit ASCII でエンコードされたテキスト ファイルにする必要があります。
- ファイル名の末尾は .txt にする必要があります。
- URL の最大長は 2,048 文字です。
- 最大ファイルサイズは 100,000 行(空白行とコメント行を含む)および 2 MB です。
aguseの使い方とリンクの否認判断基準例
外部リンクのURLが「海外サイトや質の悪いサイトかどうか」を判断するために、無料のURLチェックサービス「aguse」を利用しました。
※参考※
⇒aguse公式(aguseについて)
⇒aguseでURLチェックをしてみる
⇒aguse使い方
具体的にPC画像にてご紹介します。
aguseトップ画面
下の赤丸部分に調査したいURLを入力し、「調べる」をクリックする
しばらくすると、調査対象のサイト情報が表示されます。
もし、サイト先を見てみたい時は、「実際に表示されるサイトのURL」項目にある「aguse gatewayでアクセス」をクリックすると対象ページのプレビューが表示されます。
▼「aguse gatewayでアクセス」のボタン
「リンクの否認対象」と判断した画面の例
あくまでも「私の場合」なので、被リンクされる覚えがあるURLは「リンクの否認対象」にしないよう注意してくださいね。
- 「外部にリダイレクトされています」と表示されたサイト。
- スクリーンショット画像が「意味不明な英語表記のみ」のサイト
- 「サーバー証明書の有効期限が切れています」と表示されたサイト
「サーバー証明書の有効期限が切れています」と表示されていても、大丈夫なサイトもあったので、スクリーンショット内容とセットで判断しました。
- 「サイトのタイトル」が「WordPress>Error」や「404」など、「Error表示関係のタイトル」のサイト
- 「aguse」調査結果画面の一番下にある「ブラックリスト判定結果」が「赤文字(危険サイト)」判定のサイト
以上が主に「リンクの否認」対象となったサイトです。
繰り返しますが、あくまでも私のサイトの場合の判断基準です。
「リンクの否認」をされる場合は、くれぐれも慎重に作業をしてくださいね。
中には「aguse」でも判断できないサイトがありました。
かなり迷ったのですが、最終手段として「シークレットウィンドウ」モードで検索窓に「URL␣とは」と入力してみたところ、怪しいサイトを開くことなく、検索結果一覧に該当する「URL」ページが複数表示!
どれも「転売ヤー」っぽい商品画像が表示されたので、「リンクの否認」対象と判断しました。
(ただこの方法はうっかりミスをする可能性もあるので、真似されないほうがいいです)
外部リンクは定期的に確認を
今回、久しぶりに外部リンク確認をしたのですが、外部リンクがそれほどつかないような記事に複数の被リンクがあったので「ドキッ」としました。
確認してみるとリンク先がほぼ海外。
商品を自分で撮影して販売している転売のようなサイトや全く機能していないサイト、画面にエラー表示が出てくるサイトなど、どう考えても怪しいサイトからのスパムリンクが多かったです。
エクセルで作業できる方なら、データの整理が比較的やりやすいと思いますので、地味な作業ではありますが、自分のサイトを守るために、お互い定期的に点検をしていきましょうね♪
この記事が怪しい外部リンクに悩んでいる方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
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