これまで自己流で防災リュックは用意していたのですが、改めて
「防災リュックには何が必要なのか」
を調べたところ、不足しているものが沢山!
完全に準備不足だったことがわかり、防災用品として各家庭で準備しておくべきものの中で、不足していたものを購入し、ようやく一通り揃えることができました。
「避難所での生活を考え、最低3日分は必要」
とのことなので、子供が独立後の夫婦2人暮らし世帯に必要な荷物を防災リュックに詰めていったところ、結構な重さに。
ただ、防災リュックのひも調整をしたところ、ある程度、体感的な重さを軽減することができました。
この記事では、夫婦2人暮らしの我が家が実際に準備した防災リュックの中身と、主な商品の購入理由などについて、写真を交えながら具体的にご紹介していきます。
まだ防災リュックを作ったことがない方や、何を入れたらよいのか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
防災リュックはセット買い?単体で揃える?
「防災リュック」というと思いつくのが、防災用品が30点入った「防災リュックセット」などを思い浮かべる方が多いと思います。
我が家の場合は、
- 車中泊やキャンプ用品としてすでに購入済の商品がいくつかあった
- 登山用リュックと別で防災リュックを準備したかった
- 浸水の可能性がある地域なので完全防水リュック希望だった
こともあり、「防災リュック単体」と「不足している中身」を追加購入することにしました。
全く何も準備していない場合には、「防災リュックセット」の方が揃える手間が減るので便利かもしれませんが、
- 自分が必要になるものが入っているかどうか
- 追加で物を入れることが可能なリュックかどうか
(生理用品や着替え、個人的なものなどは追加で入れるため)
などを必ず確認してから購入してくださいね。
また、防災リュックの「重さ」について調べたところ、
「男性が15kg・女性が10kg」がおおよその目安
と書かれているページが多かったのですが、実際に女性が10kgのリュックを背負うと、お米1袋と同じ重さなので、結構ズシッと感じます。
最初は
「これでは今の私には背負えないかも……。」
と感じたのですが、お水などの重たいものは「上部」に入れたり、リュックのチェストベルトや腰ベルト、肩ひもを調整して体にフィットさせると、少し軽く感じ、歩きやすくなりました。
小さなお子さんやペットを抱っこする場合は、とても10kgのリュックは持てないので、防災リュックの中身をかなり厳選して軽くする工夫が必要となります。
我が家の防災リュックの中身
続いて、我が家が実際に準備した防災リュックの中身をご紹介します。
2人で避難所に行けると仮定して準備したため、重さのあるものを夫の方に入れたりしていますが、万が一どちらか一人のみとなった場合に備えて、最低限のものは各自でそれぞれ持つようにしています。
※防災リュック赤文字:妻のみ、夫のみ、がそれぞれ入れているもの
※防災リュック青文字:楽天市場の商品ページを見ることができます
妻リュック | 夫リュック |
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電池長持ちラジオ 軽量(乾電池も) スマホ充電器(コードも) ▼食べ物関係 7年保存水500ml(3本) 羊羹(1箱5本入) 7年保存クッキー 非常用おにぎり ・ごはん 割り箸 ・スプーン・爪楊枝 折りたたみコップ ポリ袋・アイラップ予備 ▼トイレ・洗面・睡眠関係 簡易トイレ 10回分 (正直3日分として24回分位は必要) 生理用品 トイレットペーパー 消毒スプレー 圧縮タオル ウェットボディータオル 紙石鹸 (水が出る時使用) 歯ブラシ マウスウォッシュ 洗顔シート ニベア 日焼け止め ネックピロー(座って寝る時) アイマスク・耳栓 エアマット アルミレジャーシート 防犯ブザー ▼圧縮袋に入れた衣類 使い捨てショーツ(生理ショーツも) 着圧ハイソックス ブラ付きタンクトップ 半袖シャツ 長袖シャツ ジャージ下 プリーツスカート(着替え目隠し用) ▼救急セット 除菌シート 滅菌ガーゼ 包帯 綿棒 絆創膏 防臭袋 (汚物入れにもなる) ニトリル手袋 ふろしき (三角巾代わり) ▼その他 軍手・アラミド耐切創手袋 カード型マルチツール 万能ナイフ(ミニサイズ) マスク 非常用ローソク ライター カイロ 予備メガネ 文具(メモ・シャープ・マジック ) 各保険契約のコピー 非常用給水袋 ▼今後入れる予定の物 身分証明・通帳コピー(パスポートなども) 通帳・印鑑(避難当日) 会員登録先のメール・PW一覧表 防災スリッパ 携帯用トイレセット(追加で14回分) 防災リュック内容一覧表 ※リュックとは別で普段の肩掛け鞄内のものも必要 | ▼情報収集&連絡手段充電式多機能ラジオ(乾電池も) スマホ充電器(コードも) ▼食べ物関係 7年保存水500ml(3本) 羊羹(1箱5本入) 7年保存クッキー 5年保存ビスケット缶 非常用おにぎり ・ごはん ラップ 割り箸 ・スプーン・爪楊枝 折りたたみコップ ポリ袋・アイラップ予備 ▼トイレ・洗面・睡眠関係 簡易トイレ 10回分 (正直3日分として24回分位は必要) トイレットペーパー 消毒スプレー 圧縮タオル ウェットボディータオル 水のいらないシャンプー 紙石鹸 (水が出る時使用) 歯ブラシ ネックピロー (座って寝る時) アイマスク・耳栓 エアマット アルミレジャーシート ▼圧縮袋に入れた衣類 パンツ 靴下 肌着 半袖シャツ 長袖シャツ ▼救急セット 除菌シート 消毒液 滅菌ガーゼ 包帯 綿棒 絆創膏 ピンセット 爪切り 防臭袋 ニトリル手袋 三角巾・ふろしき ▼その他 軍手・アラミド耐切創手袋 カード型マルチツール 万能ナイフ(キャンプ用) 布ガムテープ マスク 非常用ローソク ライター カイロ 文具(メモ・シャープ・マジック ) 非常用給水袋 携帯浄水器(SAKUTTO) ロープ10m 防災ボトル (夫は普段の鞄に入れたくないとリュックへ) ▼今後入れる予定の物 身分証明・通帳コピー(パスポートなども) 通帳・印鑑(避難当日) 予備メガネ 着替えズボン 防災スリッパ 携帯用トイレセット(追加で14回分) 防災リュック内容一覧表 ※リュックとは別で普段の肩掛け鞄内のものも必要 | ▼情報収集&連絡手段
上記の荷物を防災リュックに入れて重さを測ってみたところ、私の場合は「約9kg」あり、普段から持ち歩いている「肩掛け鞄」も合計すると、総重量はやはり目安の「女性10kg」「男性15kg」位になりました。
尚、普段の肩掛け鞄には、「防災ボトル(下記記事参照)」「家族写真(裏に名前記入)」「お金」「身分証明書」「スマホ」「スマホ充電器」などが入っています。
▼防災ボトル内容紹介記事
簡易トイレに関してですが、1人1日平均トイレ回数「8回」と計算し、防災リュックには3日分で「1人24回分」必要と計算。
避難所のトイレ処理能力が3日目位から避難人数に追い付かなくなり、汚物があふれ悲惨な状況になっていたという体験談を知ったため、ネットで購入したトイレセットの箱から必要な薬剤と袋を出し、念のためBOS袋と使い捨て手袋もセットにして個人別に準備しました。
▼我が家が購入したトイレセット
※頻繁に起こった地震の影響で、出荷に時間がかかるようです
⇒楽天市場で「簡易トイレ100回セット 1箱」を見てみる
⇒楽天市場で「簡易トイレ100回セット 2箱セット」を見てみる
(1人1日「8回」の場合、100回セットは夫婦で約6日分のため、我が家は2箱セットを購入)
防災リュックを持って行く事態というのは、完全に自宅で暮らせず、庭にテントも設営できない可能性があるということなので、早ければ避難所に3日目位に物資が届くと仮定して、リュックの中身を決めました。
自宅から徒歩15分ほどの一番近い避難所へ行く際、余裕があれば、寝袋も持って行くことになります。
私は登山経験があるため、避難所まで15分程度歩く分には背負える重さと感じました。
ただ、走って逃げるには重いですね。
今回初めて防災リュックを作ってみたのですが、もっと軽量化したい場合には、
- 着替えを速乾性のある軽い化繊生地に変えたり
- もう少し荷物を厳選して減らす工夫も必要
という気付きを得ることができたので、実際に準備してみることは非常に大切だと実感しました。
我が家は震度7予想の地域。自宅全壊でも生きていた場合に備えて、庭の物置に保管できるものがあれば、外で保管しようとも思っています。
主な防災用品について(選んだ理由など)
今回防災リュックに入れたものの中で、主な防災用品のみ「どんな商品を選んだのか」、「選んだ理由は?」などについて紹介していきます。
商品によっては、地震発生後数か月経ってからも注文が殺到していて、納期が数か月待ちとなっているものもありました。
私自身、これまで防災用品の準備ができていなかったことを大いに反省し、一時的に出費が増えることにはなりましたが、震災後しばらく待ってから一気に不足していた防災用品を揃えるに至りました。
まだ防災用品準備ができていないと感じる方は、一度「我が家の防災用品準備はできているのか」を確認し、家族を守るために防災用品を揃えて行かれることをオススメします。
防災リュック
防災リュックは、始めは「ハイキングで使用している33Lのリュック」を利用しようと思っていたのですが、実際にいろいろ防災用品を揃えて入れてみたところ、
- ハイキング用のリュックでは入りきらない
- ハイキング時に毎回中身を出し入れするのは手間がかかる
- 浸水可能性のある地域なので完全防水リュックの方が良い
と思い、ネットで防災リュックの大きさ基準を調べたところ、
「3日分の防災用品を入れるためには40L程度のリュックが良い」
とわかり、40Lの完全防水リュックを探し「ラドウェザー完全防水防災リュック」を見つけて購入しました。
登山用の縦長のザックを利用したことがない方や、日頃ポケットが沢山あるリュックを利用している方にとっては、
- 小物用ポケットが内側に一つ
- 外の両脇に網ポケット各一つ
- 表はゴムネットのみ
- メインの荷物を入れる部分が深くなっている
- 出し入れ部分はロール状に巻いてマジックテープと左右のバンドで止める
という仕様なので、最初はちょっと使いにくいと感じるかもしれません。
そのため、荷物を入れる時は、中身がバラバラにならないよう、メッシュのポーチなどを使って底の方に入れたものが一度で取り出しやすくなるように工夫しています。
我が家の場合は「完全防水」を求めていたので、筒状になっている「ラドウェザー完全防水防災リュック」は希望通りの商品。
口コミで、被災地支援に行くためにこのリュックを選んだ方がいたことも購入するきっかけの一つになりました。
色は何種類かありますが、暗い時にも車などから見やすいように家族全員「ホワイト」に。
1人暮らしをしている息子も同じリュックにしたのですが、通勤で使っている人を見たことがあるとのことでした。
肩ひもや背中はメッシュ仕様でクッション性もあり、リュックを身体にフィットさせて重さ軽減に役立つ「チェストベルト・ウエストベルト・肩ひも調整ベルト」などが付いているので、細かい調節ができてとても背負いやすく感じました。
上記画像で見えているメッシュのポーチは、100均のトラベルコーナーにあったものです。
一番下には空気で膨らむマット、その上には圧縮袋に入れた着替えや寝る時に必要となる物一式、生理用品や予備の眼鏡、文房具などをメッシュのポーチ内にまとめて入れて、引き出しやすいようにしています。
ちなみにペットボトルは一番上の背中側に入れています。
私は4泊5日の北アルプス縦走経験があるので、登山時の荷物の詰め方を紹介します。
それは、
「重い物」はリュックの上部背中側に入れる
です。
かなり肩や腰への負担が減少します。
逆に重いものをリュックの下に入れると、同じ重量の物でも非常に重たく感じ、肩や腰への負担が増加してしまうので注意してくださいね。
電池長持ちラジオ
災害時に情報を得る手段として、スマホの使用を控えるために「ラジオ」は必需品と言われていますが、多機能ラジオは結構重たいので、夫のリュックに入れ、私は軽量でシンプルな作りの「電池長持ちラジオ(アナログ)」を購入。
このラジオの主な特徴は
- ワイドFM対応
- チューニングはアナログ
(自分でチャンネルを合わせるということ) - イヤホン付き
- スピーカーでもイヤホンでも聞ける
- 単三電池2本(別売)
- 重さ約72g
- 大きさ(約):幅60×高さ99×奥行23mm
- 電池持続時間(スピーカー)
AM:約130時間、FM:約115時間 - 電池持続時間(イヤホン)
AM:約400時間、FM:約280時間
となっており、特に重要視したのが「電池持続時間の長さ」です。
元消防士の方が実際に多機能ラジオの手回し充電を体験してみたところ、
「実際の現場で手回しはやってられない。」
という旨の発言をされており、乾電池で動作するラジオを推奨されていました。
私自身も自宅にあるラジオで手回し充電をしてみたのですが、これがかなり手が疲れる作業で(>_<)
しかも多機能ラジオは手の痛い私にとっては、少々大きくて重たく感じます。
そのため、自宅にあった多機能ラジオは夫の防災リュックに入れ、私はハイキングなどの旅行時にも持って行きやすい、小さくて軽い電池長持ちラジオを選びました。
イヤホン付きなので、周囲に音漏れしたくない時にも使える点も気に入っています。
音声を確認したところ、正直「電池長持ちラジオ」の方が綺麗に聞こえました。
乾電池は外し、ラジオと一緒に保管しています。
我が家が購入した小型で軽量の
▼電池長持ちラジオ(アナログ)▼
耐切創アラミド手袋
軍手も良いのですが、建物が倒壊した場合、木材の切れ端などで怪我をする恐れがあり、できれば「アラミド繊維の皮手袋の方が良い」とのことなので、タッチパネル対応の「プロハンズ手袋(タッチパネル対応型)」を購入。
企業や消防関係などの方も、安全用手袋として利用されているそうです。
このプロハンズ手袋(アラミド繊維×人工皮革)の主な特徴は
【アラミド繊維について】
- 難燃性
- 耐切創性
- 耐熱性
- 耐炎性
に優れており、高強度である。
※洗濯可能
となっており、万が一災害に巻き込まれた場合の後片付け時のケガ防止にも役立つ手袋となっています。
サイズの測り方が商品ページに書いてあるのですが、私は女性にしては手が大きいので手のひら周りサイズが少し大きかったものの、「L」サイズを購入。
手首をマジックテープで固定でき、着け心地も良く、指の長さはちょうどいい感じなので、Lを選んで正解でした。
▼購入したアラミド皮革手袋▼
(紺かオレンジ、タッチパネル対応有無選べます)
防災スリッパ
以前から購入を迷っていた「防災ルームスリッパ」ですが、ちょうどアウトレットセール品を見つけて購入。
踏み抜き防止タイプになっていて、踵のゴムを踏んだ状態でも使用できますが、いざという時には、ゴムを踵に引っかけて固定すると脱げにくくなります。
洗濯もできるので清潔に保つことが可能。
寝室に踏み抜き防止ソールを入れた運動靴も置いていますが、避難所でもスリッパが必要とのことで、防災リュックに入れています。
ただ、我が家が購入した店舗では取り扱いが終了していたため、他の店舗にある同じような商品を紹介します。
▼防災スリッパ▼
7年保存水500ml・7年保存クッキー
我が家は比較的美味しいお水が飲める地域に暮らしており、今のところ水道水に過剰に含まれていて問題となっている有価フッ素化合物(PFAS)の心配はないようです。
そのため、「お水を買って日頃から飲む」という習慣がなく、いつも水道水を利用していたので、防災用のお水は近所の薬局などで販売されているペットボトルを購入し、期限が切れる直前になって、慌てて料理等に使ったりしていました。
今回、防災用の水を見直す際に、
車内や屋外の倉庫にも長期間保管できるような水はないのかしら?
と思い、探したところ「7年保存水 The Next Dekade」を発見!
硬度0の軟水で、耐温度域が「-20~80℃」となっており、夏の車内にも保存可能で、防衛省でも採用されている日本製品とのこと。
通常のペットボトルよりは高く感じますが、ちょうどセール中でお値打ちになっていたのと、通常のお水を約2年ごとに買い替えることを考えると、手間も減り、トータル金額が安くなると判断したので、まとめて購入しました。
(500ml・1.5L・2Lがあります)
「7年保存クッキー」という商品も販売されており、こちらも耐温度域が「-20~80℃」で車内保管ができるため併せて購入。
ネックピロー
飛行機で旅行に行く方は、既に持っている方も多いとは思いますが、私は今回初めて購入しました。
触り心地も良く、カバーは外して洗濯可能、空気を入れる際も2~3回吹き込むだけでパンパンに。
逆に空気を抜く際は、空気入れの穴にある弁を指で軽く押して空気の出口を作りつつ抑えれば、ペタンコになります。
クルクル丸めるとコンパクトになるので、付属の収納ケースに入れて防災リュックへ。
普段、テレビを見る際にいつも首が疲れるのですが、試しに使ってみたところ、非常に首がラクでした(*^^*)
もし避難所へ行った際に、エアーマットを広げるスペースがない場合、このネックピローがあると、かなり首の疲れ方が緩和されると感じました。
これは普段にも使えますね。
もっと早く買えばよかった~!
防災リュックに入れる衣類
防災リュックには、可能であれば3日分の最低限の肌着や下着の「着替え」も入れておきたいと思い、
【暑い時期用】
- ブラトップ(タンクトップ)3着
- 着圧ハイソックス 3足
- 使い捨てショーツ 5枚
- 半袖Tシャツ 2枚
- 長袖Tシャツ 1枚
(夏でもケガ防止のため) - ジャージ下 1本
- 不要なプリーツスカート
(着替え時の目隠し用)
を100均で購入した圧縮袋に入れて小さくしてから、防災リュックへ。
圧着ハイソックスは、車内で過ごす際などのむくみ防止用に選びました。
ちなみに寒い時期には上記の一部を下記の物に入れ替えたり追加したりして調整します。
【暑い時期用】
- ウルトラライトダウン1着
- 秋冬用着圧レギンス2本
- 短い靴下3足
(ハイソックスと入れ替え) - (他の防寒着は着用していくもので過ごす)
避難所に個室がない場合に備えて、着替える時の目隠し用に「使わないプリーツスカート」も入れておきました。
使い捨てショーツは、入院時などにも使えると思って購入しましたが、選ぶ色に関して、もっと暗い色にした方が良かったようです。
理由は、
「避難所で犯罪に巻き込まれにくくするため」
です。
防災に関して勉強不足だった私は、避難所で女性(若い方から高齢者まで)が襲われる事件が複数あったことを知らなかったため、気分が明るくなるようにと思って明るい色の使い捨てショーツを購入してしまいました。
これから防災用に肌着や下着を準備される方は、「できるだけ暗めの女性らしくない色合いの物」を選ぶことをオススメします。
(黒っぽいボクサーパンツなら、洗濯を干す際にも干しやすいですね)
今回防災用に選んだ半袖・長袖Tシャツは、女性らしい色・デザインではなく、防犯対策として男性が着てもおかしくない、「シンプルデザイン・暗めの色」にしました。
実際に着てみたところ、男性が着ても違和感のないシンプルなデザインで、ヒップが隠れ、袖も長めで肌触りも良く、着心地が良かったです。
1,000円前後のお値打ちTシャツもありますが、以前購入後に洗濯したら、1回で型が崩れてねじれた状態に(>_<)
今回は洗濯しても形が崩れない商品だったのでホッとしました。
▼楽天市場で購入したTシャツ
(淡い色はブラが透けるので注意)
▼楽天市場で購入した長袖Tシャツ
(しっかりした生地なので1枚での着用もOK)
(季節の変わり目は、上記Tシャツと重ね着して温度調整)
携帯浄水器 SAKUTTO(夫のみ)
防災用品として話題の携帯浄水器。
「携帯浄水器SAKUTTO」は、手のひらよりも小さいサイズですが、雨水やお風呂の水、登山途中の川の水などを濾過することができるので、防災用品として購入しました。
色々なメーカーで携帯浄水器を販売していますが、私が「携帯浄水器SAKUTTO」を選んだ理由は
- 浄水方法が簡単
- コンパクトサイズ
- 登山にも持っていける
- フィルター交換が不要(5000L迄)
- 清掃が簡単にできる
- 日本の水質検査に適合している
という点が気に入ったからです。
これまでに被災した方で「結局浄水器は使わなかった」とおっしゃっている方もいたのでずが、とりあえず、自宅に浄水器が1つあると思うと、安心材料にはなるので夫の防災リュックに入れておきました。
※追記
【お問合せして分かったこと】
「携帯浄水器SAKUTTO」は、あくまでも細菌を99.99999%除去する商品で、細菌よりも微細なウイルスや化学物質など(水に溶解している色素、臭素、海水の塩分など)は除去できないとのことです。
また、井戸水に含まれる鉄分の大きさは、細菌より小さいことが分かったので、除去できないようです。
実は被災時の飲料水確保のために井戸を掘ろうかと真剣に考えていたのですが、異常なほど鉄分が多い地域で、この浄水器では対応不可と分かり井戸を掘っても意味がないと思い断念しました。
直径0.01um(=10nm)以上の固形異物がろ過可能なようで、Fe原子半径:0.156nm、Fe2+イオン半径0.061nm、Fe3+イオン半径0.055nmとされているので、ろ過可能な10nmよりはるかに小さい鉄分は除去不可能という結論に達しました。
▼楽天、Amazon、Yahoo!ショッピング各店舗で販売あり
(デザインは通常の青とアウトドアデザインの黒があります)
季節によって変わってくる必需品
防災リュックの中身は季節によって変わってきますよね。
ネットで夏場と冬場で必要となるものは何かを調べたので、気づいたものを箇条書きにしておきます。良ければ参考にしてください。
※クールリング:私が購入した商品は28度で自然氷結するので、今は、ドライブやハイキング、庭仕事の際に活用しています。
※冷却タオル:濡れた状態でパンパンと振ると、本当にヒヤッとします。クールリングほど冷却時間の維持はありませんが、振ればまたヒンヤリするので、今は夏場の汗拭きタオルとして使っています。
※帽子:今自宅にあるのは女性用の帽子なので、避難所で犯罪に巻き込まれにくいように、男性がよくかぶっているキャップ帽子を購入しました。
- カイロ
- ウルトラライトダウン(重ね着用)
- 防寒着(リュックに入らないので着て避難)
- 毛糸の帽子
- メリノウールインナー(防臭・汗冷え予防にも)
など
暮らしている地域によって、暑くなる時期、寒くなる時期が異なりますので、地域に合わせてあなたにとって必要な「季節の防災用品」を追加してくださいね。
防災リュックは物資が届くまでの最低3日分は各自で揃えたい
実際に本格的な防災リュックを準備してみてわかったことは、
- 防災用品として販売されている防災リュックセットだけでは足りないものが結構ある
- 首相官邸発表の非常用持ち出し袋の中身をきちんと揃えると想像以上に重量がある
ということです。
「防災リュックセット」には、防災ラジオや救急セット、水・食料品などが最低限3日分入っているものが多いですが、他にも
- 着替え
- 生理用品
- 簡易トイレ(数が足りないため)
- 化粧品
- 貴重品(10円玉・通帳・印鑑)
- 連絡先メモ・筆記具一式
- 赤ちゃん用品
- 介護用品
- ペット用品
など個人個人で必要になるものがあり、かなり中身が変わるので、3日分の防災用品をある程度しっかり準備するのであれば、防災リュックのサイズは、確かに40Lは最低限必要な大きさであると実感しました。
今回、防災リュックの「実際の重さ」や「どのくらいの量になるのか」など、本格的に防災リュックの準備をしたからこそ体感できたことが多々あったので、お金はかかりましたが実際に揃えてみて本当に良かったです。
ただし、自宅にいる時に被災するとは限らないので、日頃出かける際にも、最低限の防災用品を入れた「防災ボトル」や「防災ポーチ」を持ち歩くようにしています。
あなたは防災リュックや防災ボトル、自宅用防災用品などを準備していますか?
【その他記事】
クレジットカードも楽天カードにすると、ポイント還元率が上がります。
我が家は楽天スーパーセールやお買い物マラソン期間、1日、18日、0か5のつく日などにキャンペーンエントリーをしてから購入するようにしています。