ガーデニングが流行っていた頃、コニファー(ブルーエンジェルなど)を2本購入し、植木鉢に植えていました。
ところがお世話の仕方が悪かったようで数年で枯れてしまったため、その後、花壇を作って再度コニファーを3本購入し、地植えに。
この判断が失敗でした。
植木鉢に植えていたときはそれほど成長速度は早くなかったのですが、地植えにしたところ、想像以上に成長が早く、剪定が面倒で放置気味だったこともありますが、数年で2階に届く背丈に!
今回、今後のことを思い、このままではとても管理しきれないと判断し、ここ数年悩んでいたコニファー3本全てをのこぎりで完全に伐採しました。
この記事では、せっかく育ったコニファーを伐採するに至った心境や伐採後の気持ちなどを綴っています。
私と同じ様に庭木の管理でお悩みの方にとって、少しでもお役に立つことができれば幸いです。
庭木を伐採した理由
数年前に庭の一角に花壇を作り、季節ごとに花を植え替えて四季折々に咲く花を楽しんでいました。
秋から春にかけては、暑さも和らぎ、体も動かしやすい季節となるので、比較的マメに花壇のお手入れをしていたのですが、更年期症状による手指の痛みや、毎年のように5月頃から35度以上になる日が頻繁に出て来るようになったこともあり、暑くなると庭に出る気にもなれず花壇のお手入れが放置気味に。
今年は特に猛暑日が多かったので、5月以降、花壇に花を植えないまま9月を迎えました。
9月の後半に入り、ようやく日中の気温が30度前後で湿気も低く風も吹くようになり、体感的にかなり楽になったため、久しぶりに花壇のお手入れをしようと朝から張り切って庭へ。
2階に届くほどの高さに成長したコニファーを「剪定」で高さを下げて形を整えていこうと思ったのですが、実際に枝をかき分けて不要な枝を切り落とそうとしたところ、かなりの枝数があり、中心の幹はすでに直径6cm以上に。
さらに、太い幹から新しい芽が1.5cmおきの感覚で出ているのも発見。
それを見て色々な思いが脳裏に浮かんできました。
- 素人剪定では不格好になってしまう
- 地植えは成長が早すぎる
- 夫に花壇の木は面倒見ないと断言された
- 老後も自分で剪定を続けるのは大変
- 毎回剪定を依頼すると維持費が増える
- 少しでも維持費の少ない家計にしたい
- 庭の管理をもっと楽にしたい
- 今なら自分の力でもなんとか伐採できそう
など色々な思いが頭に浮かび、
老後はさらに管理するものを減らして、なるべく維持費の少ない家計にしたい
という気持ちが強かったこともあり、庭木の管理が楽になる「伐採」を決断しました。
伐採に利用した道具
伐採時に使用したのは、上記の画像にある「剪定ばさみ」と「万能のこ」です。
この「万能のこ」のネーミングが面白くって。
商品名は「刃多楽(はたらく)」です(笑)
想像以上に太い枝が多く、剪定ばさみでは切れない枝が多々あったため、のこぎりが大活躍!
名前の通り、刃が多くて楽に枝をカットできる、よく働く「万能のこ」でした(*^^*)
長い枝を順番にのこぎりでカットしていき、最後は中心の一番太く成長した幹の部分をカット。
伐採した状態では長すぎてゴミ袋に入らないため、さらに伐採後の枝を「剪定ばさみ」と「万能のこ」を使って、ゴミ袋に入る長さにカットしていきました。
1本で45Lの可燃ごみ袋「5袋」の量に。
しかもまだ水分を含んでいるからか、ゴミ袋一つ一つがかなり重い……。
私の力では「コニファー3本の伐採」をとても1日で終わらせることができず、ついでにコニファーの下に植えていたプランツも今回は処分することにしたので、結構大変な作業でした。
風も吹き、湿度も下がって涼しくなったとはいえ、日中の気温は約30度。
熱中症予防のため、
- 帽子をかぶる
- 首にクールリングと扇風機
- 定期的に水分と塩分を摂る
などに気を付けながら、伐採後の枝切りは日陰で行っていましたが、無理せず約4日間に分けて作業しました。
ネットで調べたところ、初心者が庭木を伐採する際は、「木の高さ:約4mまで、幹の太さ:約10cmまで」と書かれていました。
私が伐採した木は、「木の高さ:約3m、幹の太さ:約6cm」でしたが、それでも160cmくらいのところで中心の幹をカットした際に倒れてきた木の重さは、かなりずっしり重く感じたので、心配な方は、必ずプロの方に依頼してくださいね。
伐採後の心境
ここ数年の間に、友人やご近所さん、実家などからも「庭木のお手入れが大変だから、思い切って根本から伐採した。」という話を聞いていたので、
これは自分で伐採する力があるうちに決断しないと、後からかなり大変な思いをすることになりそう
という思いが年々強くなり、今回ようやく庭木伐採の決断ができました。
実際に伐採して花壇がきれいになったのを見ると
あ~、やっと老後に持ち込む悩みが1つ解決できた!
と心底気持ちがスッキリ\(^o^)/
今回つくづく思いましたが、
- 管理が大変と感じるようになったら、早めに手放す覚悟を決めよう
老後はホントこれに尽きますね。
庭木は自己管理可能な範囲で
ガーデニングが趣味の方は、とてもこまめにお手入れされるので、庭木が大きくなりすぎないよう、木の高さや幅を上手にコントロールされていますよね。
お手入れの方法は
- 植木屋さんに剪定をお願いしている
- 家族が剪定している
- 自分で剪定している
など、色々なパターンがあるかと思います。
プロの方に剪定をお願いすると、樹形もきれいに整えてくださいますし、剪定後の枝も処分していただけるので、とても助かりますよね。
我が家の場合、これまでは自分で剪定を行ってきましたが、ここ数年、庭木のお手入れを負担に感じるようになり、最初はプロの方に剪定をお願いしようかと思ったのですが、ついに夫も還暦を迎えて老後に突入したので、
「これからはさらに管理するものを減らしていきたい」
という思いが強くなり、まだ自分で対応できるうちに花壇にあった庭木の伐採を決断するに至りました。
伐採作業は、かなり大変でしたが、心も頭もとてもスッキリしたので、本当に行動してよかったです(*^^*)
別の場所にシンボルツリーなどがあるのですが、その木は夫が自分で剪定するというので、まだ残しています。
かなり大きくなった木を伐採する場合、枝は想像以上に重たく、素人が作業すると危険も伴いますし、後処理も大変です。
プロの方にお願いされたほうが安全ですので、無理な伐採はされませんように。
この記事が、庭木の管理に悩んでいるご家庭にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
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