先日、1階トイレのウォシュレットが壊れて水漏れが発生し、最終的に修理ではなく買い替えることになりました。
自分達でウォシュレットを交換するにあたり、
- 後継機種をどうやって探したのか
- どこで購入したのか
- 実際に取り付ける際の注意点はなにか
など、我が家と同様、気になる方もいると思うので、この記事では後継機種の探し方や実際の取り付け状態、取付時に特に注意すべき点などについて紹介していきます。
ウォシュレットの後継機種を探す
ウォシュレットの代表メーカーとして、TOTO、INAXがありますが、我が家は「TOTO TCF6010 ウォシュレット」を使用していたので、後継機種であれば間違いなく自分達で取り付け可能であると考え、まずは後継機種探しを行いました。
結論からお伝えすると、
「TOTO TCF6010-SC1」から
「TOTO TCF6623-SC1( 楽天市場へ)」
に取り替えました。(SC-1はカラーです)
楽天の方がお値打ちで、ポイント還元もプラスされた日に購入できたので、助かりました。
TOTOウォシュレットのページは、後継機種が簡単に検索できるようになっています。
私が実際にどのように探したのか、具体的にお伝えしますので、万が一、「TOTOのウォシュレットが壊れてしまった!」となった時はよければ参考にしてくださいね。
我が家の場合は、便フタを開けると、フタ裏にシールが貼ってあり、そこにウォシュレットの品番「TCF6010」が記載されていました。
データーが重いのか、品番を入力後、時間帯によっては目的のページが表示されるまで時間がかかる場合があります。
20年以上前に取り付けたものなので、既に「販売終了」となっていました。
そのため、「取替品」をクリックして後継機種を確認します。
「取替品」として紹介されている商品が「後継機種」となります。
後継機種の相違点や注意事項も確認し、我が家は「TCF6623」を購入することにしました。
さらに商品の詳細を見たい場合は、「品番」をクリックしすると、取扱説明書やカラーなどについて確認することもできます。
以上が後継機種の探し方です。
この後は、価格確認と自分が購入したいと思う店舗探しをし、購入しても大丈夫そうと判断した店舗にて注文をしました。
後日、無事商品も届き問題なく使用できています。
▼「TOTO TCF6010-SC1」の後継機種
⇒「TOTO TCF6623-SC1」を楽天市場で見てみる
取付時に必要なものと主な工程
後継機種である「TOTO TCF6623」が届いたので、夫と取付作業を行いました。
必要になったものと作業の主な流れを紹介します。
右から
- モンキーレンチ
(分岐金具用) - ラジオペンチかペンチ
(古いゴムを抜くため)
※上から引っ張るときに使いましたが、道具無しで、便器下から手で簡単に抜けたかもしれません(^^; - マイナスドライバー
(止水栓用) - プラスドライバー
(アースとベースプレート用)
【その他必要なもの】
- 水受け用タオル・洗面器など
- 古いウォシュレットを入れるビニール袋
(新しいウォシュレットが入っていた袋に入れてから、不燃ごみ袋45Lに入れました)
- 1)止水栓を締める
- 2)コンセントとアース線を抜く
- 3)新しい分岐金具に取り替える
(水がこぼれます・パッキンに注意) - 4)ウォシュレット本体を取り外す
(給水ホースや給水タンク内の水がこぼれます) - 5)新ベースプレートを仮固定
- 6)本体を取り付け位置確認し、取り外し
- 7)新ベースプレートを完全固定
- 8)ウォシュレット本体を取り付け
- 9)ウォシュレット給水管を分岐金具に取り付け
- 10)アースを取り付け、コンセントを差す
- 11)止水栓を開け、水漏れ箇所がないか確認
- 12)OKであれば、温度等の調整をして終了
文字だけではわかりにくい部分があるので、実際の写真で紹介していきます。
TCF6623実際の取り付け作業
我が家は、便座の袖にウォシュレットのスイッチが付いているタイプを購入したので、上記のような梱包で届きました。
壁にリモコンを取り付けるタイプの場合は、ウォシュレット本体とは別梱包でリモコン部品が届くと記載がありました。
開けてみると中はこんな感じです。
中に入っているものは、説明書などの紙類と本体、分岐金具やベースプレートが入っています。
ご家庭によっては、分岐金具の取り付け位置が異なる場合があるようですが、取扱説明書に載っていますので、もし購入される方は、そちらをご確認願います。
以下、我が家の場合の実際の取り付け作業です。
下記は取替前の状態です。
左上が「止水栓」で、マイナスドライバーで「右」に止まるまで回します。
赤四角の部品は、後ほど新しい部品と交換します。
赤丸の部品は再利用します。
(タンク側の給水管にくっついていると思います)
古いウォシュレットのアース線は、ウォシュレット本体に直接アース線が取り付けてありましたが、新しいウォシュレットは本体ではなく、コンセントにアース線がくっついているので、古い方は取り外します。
下記が同梱されていた新しい「分岐金具」と「パッキン」です。
パッキンの取り付ける位置を間違えないように注意してください。
下記の説明書にある通り、我が家と同じ分岐金具の接続方法の場合、新ウォシュレット本体の給水管には、付属のパッキンは不要です。
少し前にも画像をお見せしましたが、下記が我が家の分岐金具接続状況です。
上記画像の赤四角部分を新しい分岐金具と交換していきます。
給水ホースを取り外す際に、結構な量の水が流れますので、濡れても良いタオルを複数枚「分岐金具の下」に敷いてから作業を行いました。
分岐金具から給水管を取外す順番は、お好みの順番でOKですが、我が家の夫は下記の順番で作業していました。
- 1)古いウォシュレットの給水管を分岐金具から取り外し。(水漏れ注意!)
※我が家はウォシュレットの本体側からも取り外しました。 - 2)タンク側の給水管を分岐金具から取り外し。(水漏れ注意!)
- 3)止水栓から分岐金具を取り外し。(水漏れ注意!)
なお、タンク側の給水管についている「古いパッキン」は交換が必要です。
我が家は20年以上経過していたので、パッキンがこびりついてしまい、なかなかきれいに取り除くことができず。
夫が面倒になり、適当に削った状態で新しいパッキンを取り付けて分岐金具にそのままセットしたところ、「水漏れ」が発生(>_<)
下記の画像内にも記載していますが、タンク側の古いパッキンは「しっかり」こそぎ取って、凸凹がない状態にしてから新しいパッキンをセットしてくださいね。
必ず、付属の新しい分岐金具に交換を。
試しに古い分岐金具をそのまま使おうとしましたが、接続箇所の仕様が変わっており、水漏れが発生しました。
下記が、新しい分岐金具を取り付けた画像です。
まだウォシュレット本体を付けたり外したりするので、新しいウォシュレットの給水管は本体の固定が終わってから取り付けます。
まずはこのままの状態で次の作業へ。
新しいウォシュレットが入っていたビニール袋を廊下などに置いておき、古いウォシュレットを取り外してその袋の中に入れます。(水漏れ注意!)
※取外し前にウォシュレットの「水抜き」ボタンを押して、水抜きします。
ウォシュレット本体を外すと、便器に「ベースプレート」が取り付けてあるので、取り外します。
新しいベースプレートと形状が異なるので、以前の物は使用できません。
普段から掃除をしている方は大丈夫ですが、初めてウォシュレット本体を取り外す場合は、かなり汚れた状態を見ることになります。
便器を掃除する「使い捨てのトイレクイックル」などで掃除をしてくださいね。
かなり長いですが、2ヶ所のボルト(ねじ)を外れるまで回します。
ねじを外してベースプレートを取ると、黒いゴムの部分が残ります。
我が家は上から抜くものだと思い込み、夫はラジオペンチや普通のペンチで引っ張っていたのですが、途中でちぎれ、便器の裏側に落ちたので、はじめから「便器の裏側から引っ張る」方が簡単に引き抜くことができたかも(^^;
ゴムを取った状態はこちらです。
この穴に、今度は新しいベースプレートを取り付けますが、まずは「仮固定」します。
【なぜ「仮固定」なのか】
⇒ ウォシュレット本体の取り付け位置を確認し、調整する必要があるため。
便器のサイズによって、新しいベースプレートの「ボルトの位置」が変わります。
我が家と同じく「レギュラー(約44㎝)」の場合は、新しいベースプレートのボルトを一番前にスライドさせる必要があります。
▼ボルト位置の説明書
ベースプレートのゴムが凸凹しているので、上からたたいて差し込み、
ボルトを最後の一締めの一歩手前まで締めます。
ベースプレートを取り付ける前に、ボトルの位置を調整しているので大丈夫なはずですが、
- 便座と貯水タンクの間に隙間がない
- 便座が前に行き過ぎている
など、フタの開閉や便座の位置に不具合がないか確認をします。
※便座は旧タイプより少しだけ前に出ているデザインです
ウォシュレット本体の位置に問題がなければ、一旦本体を取り外し、ベースプレートのボルトを止まるまでしっかり締め上げます。
そして、ウォシュレット本体を差し込みます。
下の画像はすべての設置完了後の写真の為、電源が入った状態ですが、まだこの時点ではコンセントは差しません。
分岐金具の中央部分に、ウォシュレット本体から繋がっている給水管を繋ぎます。
ここは、付属のパッキン不要です。
(付属パッキンは両端に使用)
給水管は傷つけないように、給水タンクの後ろに入れ込みます。
止水栓を開けてみて、分岐金具の接続部分から水漏れしていないか確認する。
ようやく完成!
新しいウォシュレットになって変更になった箇所は
- スイッチ部分は全て見える状態
- 脱臭機能が付いた
- 乾燥機能は無くなった
- つなぎ目が無くお手入れがラク
- 以前より少しだけ前に出ている
- 横幅がスリムになった
などです。
やっぱり新品に変わると気分が良いですね♪
取付が不安な方は、業者に依頼を
今回、自分でウォシュレットの後継機種を探してDIY設置しましたが、
- 本当に自宅の便器に合うのか
- 自分ではちょっと…
など不安な場合は、少し高くはなりますが近所のホームセンターなどでウォシュレットの取り付け依頼をしてくださいね。
TOTOのウォシュレット後継機種は探しやすいので、もし壊れて取り替えたい方がいらっしゃれば、一度TOTOの「COM-ET(コメット)」サイトで探してみてくださいね。
この記事が、ウォシュレット故障で困っている方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
【その他記事】