家を建てて20年以上が経過し、これまでにも様々な住宅設備の故障がありましたが、ついにトイレの水漏れ事件が発生しました。
その日はたまたま1階のリビングにてパソコン作業をしていたので、早期発見に至りましたが、もし2階で作業していたら、もし外出していたら、と思うと今でもゾッとします。
漏水個所を調べてみた結果、ウォシュレットの故障が原因の水漏れとわかりました。
この記事では、なぜ水漏れに気が付いたのか、どうやって水漏れ箇所を特定したのか、どう対処したのか、について当日撮影した写真を交えながらお伝えしていきます。
最初のトイレの異変は?
朝、ダイニングテーブルにてパソコン作業を行っていた時に、
「ぽたん、ぽたん」
という音がしたので、どこから聞こえるのかと探したら、トイレからでした。
中に入り、さらに音の近くまで行き、はじめはレバーがきちんと戻っていないのかと思いレバーをしっかり戻してみたものの、便器の中から音がしています。
便フタを開けてみると、ウォシュレットのノズル辺りからほんの少しずつですが、「ぽたん、ぽたん」と水が漏れていました。
ここで対処していれば良かったのですが、ウォシュレットからの水漏れ経験が初めてで、
まぁ、しばらくしたら止まるよね。
たいしたことないから、このままにしておこう。
と軽く考え、実はそのまま3時間ほど1階のリビングでパソコン作業などをしていました……。
えっ!!廊下と家事室の床が水浸し⁉
家事室に用があり、入ってみると床が水浸しに。
えっ?????
ちょっと状況が理解できません。
家事室に置いてある本棚の前まで水が来ており、マットも水に濡れてベタベタになっています。
どぉなってるの~~!!!
慌てて廊下を見てみると、廊下もすっかり水浸し状態です。
水の出どころはお手洗いから。
これは大変なことになったと思い、とにかく急いで水を止めなくてはいけないのですが、ここは「ブロガー魂」です。
ここまで紹介した通り、しっかりネタ用写真撮影をしております(笑)
トイレの水漏れで必要となったもの
トイレの水漏れを止めるために一番にやらなければいけないことは、水浸しのトイレに入って「止水栓を締めること」です。
はじめに今回の水漏れで必要となったもの一覧を載せておきます。
【一番最初に必要となったもの】
- 濡れても良いサンダル
- マイナスドライバー
(止水栓の開閉に必要)
【止水栓締め後に準備したもの】
- 雑巾や古いタオルを複数枚
- バケツ
- 綿手袋
(手袋内側重ね用・手汗取り) - ゴム手袋
- 可燃ごみ袋
(濡れたスリッパなど処分用)
【拭き上げ後に必要となったもの】
- 消毒スプレー
(床拭き上げ後の消毒用)
※我が家はフロアーコーティングがしてあったので使用可能でしたが、床材によっては使用不可の可能性もあるので、注意書きをよく読んでから使用してください。 - 扇風機・サーキュレーター
- 延長コード
(扇風機のコードが短かったため)
タオルで堤防!ひたすら拭き上げ作業
トイレからの水漏れで床が水浸しになったのは初めてだったので、
万が一、便器から水があふれていた場合は「水が汚い」
と思い、玄関から汚れてもいいサンダルを持ってきて、ドライバーセットからマイナスドライバーを取り出しトイレへ。
床一面水浸しとなっている廊下からトイレに入り、奥にある止水栓をマイナスドライバーを使ってしっかり締め上げました。
ただ、今回は便器から水が溢れているのではなく、「ウォシュレットの貯水槽付近~給水ホース」の間のどこかから少しずつ水漏れしているようで、便器の中の水はいつもと変わらず。
とりあえず
水浸しになっている水は、きれいな水道水だった
ということがわかり、少しだけホッとしました。
ただし、ホッとしたのも束の間、とにかく早くこの水を拭き上げなくてはいけません。
▼廊下の水浸し状態を撮影した写真
写真上部の廊下部分から手前まで、全部水浸し状態です。
悲しすぎる……。(T_T)
右手前の扉が家事室で、ここにも水が入っています。
写真を撮っている場合ではないのですが、止水栓も締めたし、「夫にもこの惨状を見せなくては」との思いもあり、雑巾で拭き上げる前に証拠写真を複数枚だけ撮影(^^;
※今回は経年劣化による水漏れの為、保険適用にはなりませんが、以前地震などで被災した方が、とにかく片付け前に「たくさん写真を」と言っていたのを思い出したこともあり、撮影しました。
※水漏れ内容(経年劣化以外の配管原因など)によっては保険対応となる場合もあります。
とにかく床の水を早く拭き上げないといけないので、雑巾やバケツ、ゴム手袋などを急いで準備し、まずは
- 家事室前の扉下
- トイレの入り口
部分に複数枚の古いタオルを使って堤防を作り、これ以上水が流れないように堰き止め。
▼トイレから流れ出る水と水浸しのスリッパ
トイレ内の床の水を少しでも吸い上げるため、トイレ入り口の堤防用とは別で古いタオルを数枚床に置き、一旦放置。
ここで、トイレの巾木に沿ってもタオルを堤防のように設置するべきでした。
やはり少々パニック状態だったようです(^^;
トイレ内は最後に拭き上げ作業をしたのですが、乾燥後、「巾木」が少したわんでしまいました。
続いて階段の下や、廊下の巾木部分に少しでも隙間に水が入り込まないよう、タオルを堤防のように設置。
(トイレ内の巾木部分のことは、全く気にかけず。大失敗!)
それから、家事室の水を雑巾で拭いてはバケツに絞り、また拭いてはバケツに絞りを繰り返し、床に敷いてあった濡れたマットをゴミ袋へ。
家事室が拭き終ったので、キッチンにあったサーキュレーターを風量「強」にして床に向けて送風。
次は廊下の端から同じように雑巾で拭いてはバケツに絞りを繰り返し、とにかく壁と床の隙間に水が浸み込むのを減らすため、黙々と拭き上げ作業に没頭です。
この日も35℃以上の猛暑日だったので朝から暑く、エアコンを自動運転に変えたものの、必死で拭き上げているので、ここまでで汗だく状態(>_<)
もう、ホント大変な作業でした。
消毒スプレーを吹きかけ床などの消毒
拭き上げ作業が終わったら、水浸しとなっていた部分全てに消毒スプレーを吹きかけながら、再び拭き作業を繰り返します。
水漏れの水自体は綺麗な水道水だったので、悪臭はしていません。
ただ、トイレの床を流れてきているので、毎日掃除しているトイレでもバイ菌も一緒に流れていると思い、念入りに拭きました。
前述しましたが、我が家は家を建てた時に「フロアーコーティング」をしてもらったこともあり、床全体が水をはじいてくれたので助かりました。
当時、予算的に悩みましたが、子供の食べこぼしやペットの粗相時にも床が汚れず、本当に施工しておいてよかったと思っています。
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扇風機、サーキュレーター大活躍!
水浸しだった床もきれいになり、消毒も終えて一安心と行きたいところですが、巾木の隙間から多少は水が浸み込んでいるはずなので、完全に乾燥するまで、廊下(2方面から)・トイレ内・家事室に扇風機等の風を送り続けました。
数時間の浸水だったことと、フロアーコーティングで水が弾かれていたこともあり、念のため「24時間」風を送って終了。
家事室の本棚裏部分だけは心配だったので、2日間サーキュレーターで風を送り続け、ようやく水漏れ対応終了です。
水漏れ原因とその後の対応
ネットで水漏れ原因確認後の対応方法を検索した結果、
- ただのパッキンの取替で済む部分
- 掃除をすれば解決する部分
- 個人では難しいため業者に依頼して欲しいと記載がある部分
に分かれていました。
我が家の場合は、
ウォシュレットノズルから「ぽたん、ぽたん」と水漏れした場合は、個人で修理せず業者に対応してもらうこと
との記載がありました。
念のため、給水フィルターの掃除なども行いましたが、ダメでした。
もし自己修理を行うとすると、「ウォシュレットを分解」して「バルブユニット」を交換する必要がある状態で、DIYが得意な方はご自身でパーツをAmazon等で購入し、修理している方もいらっしゃいましたが、我が家はそこまでの腕を持ち合わせていません。
業者に交換を依頼すると、15,000~20,000円ほど修理代がかかるとのこと。
我が家は20年以上使用してきたため、便座部分に少しヒビが入っていたこともあり、修理代にお金を出すなら、少しお金を追加して買い替えた方が良いと判断。
ネットで後継機種を探したところ、定価の半額以下(1/3程度)で見つけたため、ウォシュレット本体を買い替えることにしました。
取り付け作業代を浮かせるために、ネットでウォシュレット本体を購入し、取り付けは自分達で行いました。
古いウォシュレット本体は、ちょうど不燃ごみ袋(45L)に入ったので、燃えないゴミの日にゴミ出し。
やっとトイレ水漏れ処理が終わり、スッキリしました!
トイレ水漏れの「ぽたん、ぽたん」は要注意!
もし、あなたのお家のトイレのウォシュレットから「ぽたん、ぽたん」とほんのわずかな水漏れがあった場合、そのまま放置せずに、まずは止水栓を締めて水漏れ箇所の特定を。
そのまま放置すると、我が家のように床が水浸しになってしまう場合があります。
もしあの日、2階で作業していたら、もう1・2時間は1階に下りなかった可能性があるので、家事室と廊下だけでなく、リビングにまで水浸しになっていた可能性がありました。
もしあの日、朝から外出して夕方帰宅していたら、玄関から水が外に流れ出ていて、1階すべての床が水浸しになっていた可能性がありました。
あの日、偶然とはいえ
「1階で作業していて本当に、本当に良かった!」
と心底思った出来事でした。
あなたの家は、築何年になりますか?
20年以上経っていて、まだ一度もウォシュレットの交換経験がない場合は、我が家のように急な水漏れに遭遇する可能性がありますので、気を付けてくださいね。
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