注文住宅で家を建てる時は、大変な部分も沢山ありますが、ワクワクする部分も沢山ありますよね!
我が家は、間取りを考える時に、
「とにかく家具を買わなくて済むよう、収納場所の多い家にしたい!」
と考え、色々な場所に収納場所を作りました。
そのおかげで、収納家具はほとんど購入することなく、廊下や各部屋などに設置したクローゼットで大満足♪
ただ、歳を重ねるうちに、
「ここに収納を作ったのは、お金の無駄遣いだった~(泣)」
と後悔した場所が出てきました。
その中でも、一番後悔している収納場所は
「屋根裏部屋」
です。
これから家を建てようと考えている方が収納場所を考える際に、少しでも参考になればと思い、この記事にてご紹介していきます。
注文住宅で作り付け収納場所を屋根裏にも確保するのは正解か?
我が家は注文住宅を建てる際、収納家具をわざわざ購入しなくて済むよう、いろいろな場所に収納を作ってもらいました。
各部屋に
- 大きめのクローゼットや押入れ
- 廊下にもクローゼット兼物入れ
- 階段下物入れ
- 玄関も大きめの下駄箱2つ
- キッチンや洗面所の上にも収納棚
- お手洗いにも作り付け収納BOX
- 屋根裏部屋
など
収納場所はどちらかといえば多いほうだと思います。
ただ、長年生活してみて、最近ではほとんど利用しなくなってしまった場所もいくつかあり、その代表的な場所が「屋根裏部屋」です。
もし今の私が、もう一度家を建てるのであれば、「屋根裏部屋」は作らないようにします。
なぜそう思ったのか、理由を具体的にご紹介します。
歳をとって、夫婦ともに屋根裏部屋からの出し入れが大変になった
屋根裏部屋は2階の天井裏に作る収納です。
我が家は屋根裏部屋に、
- クローゼットに入れるには大きすぎる一時保管用の家電製品の箱
- もしかしたら数年後に使うことになるかもしれないもの
- 子供が小さい頃に作った作品の数々
などを保管していました。
夫婦ともに引っ越ししてきたばかりの若い頃(夫30代、私20代)は、力もありましたし、はしごの上り下りもラクラクできていたので、屋根裏の物入れに
「しばらく使わないものや大きくてクローゼットに入らないものなど」
を入れておくことで、普段使いのクローゼットなどが有効に利用でき、とても便利な収納場所と感じていました。
ところが家を建てて約20年が経って夫も定年まであとわずかな年齢、私も40代後半になり、夫婦ともに
- 力がなくなってきた
- はしごの上り下りが怖くなってきた
- 保管しているものを確認したところ、今現在はもう完全に不要品ばかり
という状況に。
数年前に断捨離をした際にも、屋根裏部屋の不要品を処分したのですが、まだ残っていたため、先日屋根裏部屋の物を全て出して処分しました。
今後は屋根裏部屋に物を保管せず、各部屋で収まりきる物の量にして生活していこうと思っています。
今は何も物がない状態になり、本当にスッキリしました!
普段開け締めしない収納は、不要品の溜まり場となってしまう
屋根裏部屋への収納は、毎回2階の天井の扉を下げ、更にはしごをおろしてから、物を持ち上げて屋根裏部屋に保管します。
逆に、使うときは再びはしごをおろして屋根裏に上がり、荷物を下ろす作業が必要に。
我が家が長年保管していたものは、
- クリスマスツリーやスキー板
- 大きな家電品の箱
(購入後の修理時などに使うかもと保管) - 子育てで使用したベビー用品一式やマタニティウェアなど
(二人目の時用に保管。結局ご縁がないままでした。) - 小さい頃の工作などの作品。
(上手く出来たものは出窓や玄関などに展示。置けなかった作品は思い出として捨てられず、屋根裏部屋に保管)
など、大量のモノ・モノ・モノ!
屋根裏部屋に入れると、処分できる時期が来ても目につかないので、
「そろそろ処分しないと邪魔になってきた!」
と思うことがなく、
「とりあえず、部屋に放置しておくより、屋根裏部屋に入れておくほうが部屋がスッキリする!」
という軽い気持ちで置いていたので、そのうち置いていたことも忘れてしまって(^_^;)
不要になったら、その都度処分するということができなくなっていました。
今振り返ると、本当に情けない限りです。
とりあえず残しておきたかったものは、
- 外の物置
- 使っていない部屋
に一時保管で置いておけばよかったことなので、今は
「屋根裏部屋はいらなかったなぁ(泣)」
と後悔しています。
注文住宅の作り付け収納は多ければ良いものでもない
これから注文住宅を作ろうと思っている方は、我が家のような2階天井裏に屋根裏部屋は作らず、玄関近くに納戸のような収納場所を作ると出し入れがラクにできるので、便利かもしれませんね。
ただし、余計な出費に繋がりますので、大きすぎないように(笑)
友人宅では、
- 玄関にあえて土間を作り、その横に土足で出入りできる収納場所を作って、外の物置を置かないようにしたお宅
- 玄関とリビングの両方から出入りできる場所に納戸のような収納場所を作っているお宅
もありました。
注文住宅の良さは、自分たちの好きなように間取りを変更できる点ですよね。
ただ、我が家のように収納を作りすぎると、その分、建物が大きくなっていくため、住宅の価格も固定資産税も余分に払うことになるので、
「その収納場所は本当に使うのか」
をよく考えてから間取りに取り入れることをオススメします。
そうは言っても、いざ注文住宅を作っている時には気が付かないかもしれませんが…。(汗)
これから間取りを考える方にとって、我が家の失敗談が少しでもお役に立つことができれば幸いです。
【その他記事】
⇒「老前整理は早めに始めよう!40代で終えたこととこれから始めたいこと」