注文住宅に暮らし始めてしばらくしてから感じたのは
ここにもコンセントが欲しかったなぁ
というコンセント位置に関する後悔。
家を建てる前に家具の置き場やおおよその生活スタイルをイメージし、かなり考えた末にコンセント位置を決めたのですが、実際に生活すると、思っていた以上に家電製品が集中する場所や使いたい場所が出てきました。
約20年生活して感じた、我が家のコンセントを「付けてよかった場所」「足りなかった場所」をこの記事ではご紹介していきます。
これから家を建てる方は「どこにコンセントをつけるといいの?」と迷われると思いますので、良ければご覧くださいね♪
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我が家のコンセント位置の決め方
注文住宅を建てる際に、悩ましいのがコンセントの位置。
まだ出来上がっていない、生活をしたことのない部屋での
- 実生活を想像しながら
- 設置したい家具家電を考えながら
コンセントの場所を決めなければなりません。
住宅会社との間取り打ち合わせが終わった後、大体のコンセント位置が配置された間取りが届くのですが、念の為、自分たちの生活スタイルに沿った配置なのかを確認する必要があります。
そのため、まずは「新居用に購入する最低限の家具」を考えました。
- リビングのソファー
- テレビボードのコーナー用とその横にも同デザインの延長家具
- ダイニングテーブルセット
- 食器棚2種類(電子レンジ置き場と炊飯器置き場があるタイプと普通の食器棚)
- 勉強机(まだ子供が小さかったため、置き場確保のみ)
今はネット上に無料で「家具配置シミュレーション」ができるとても便利なソフトがありますが、我が家が家を建てた当時はまだまだアナログ時代。(笑)
家具を見に行った時に家具やさんが下さった「家具シール」を使い、実際の間取り図をコピーして、家具を配置してみました。
ちなみに、我が家は木製家具が好きなので、国産家具メーカーの「カリモク家具」にて全ての家具を揃えました。
価格はちょっと高めですが、家具は一度購入するとなかなか買い換えることがないため、長年使っても飽きのこないデザインで、新居に似合うしっかりとした家具ということでカリモク家具に決めました。
コピーした間取り図に家具シールを貼って配置してみると、
(今のカリモク家具ならPC上のソフト内などで配置できますね)
- 家具でコンセントが隠れてしまうからやっぱり移動したい
- ここはもう1つコンセントを増やしたい
などがわかってきます。
子供の将来のことを考え、子供部屋の勉強机をどこに置くかなども考えてコンセントの位置を決めていくと、大体は住宅メーカーの方が決めて下さった場所で問題なかったのですが、数カ所追加や移動をお願いしました。
私の場合は、家具の置き場所にも、家相のように運勢が変わるなどがあると嫌だったので、「インテリア風水」なども参考にしつつ決めていきました。
以前、別の記事「【注文住宅】建築前後に決めることと我が家が後悔したこととは?」のはじめの方に少し書きましたが、私はある程度、家相を信じているので家具の置き場所も気になっただけです。
家相などを全く気にしない方は使いやすい場所に家具の配置をしていけばいいと思いますよ。
我が家が家相を見ていただいた住職さんに教えていただいたことは、
1階水回りの上に寝る部屋がある場合、例えば、キッチンのシンクの上やお風呂の上などにベットや布団がこないように家具の配置を考えたほうがいいそうです。
病気になりやすくなったり、健康面に支障が出やすくなると言われました。
注文住宅で特にコンセントを付けて良かった場所18選
注文住宅を建てる際のコンセントの位置は、住宅会社の方がこれまでの経験を元に、ほぼ利用しやすい位置につけてくださるのですが、長年生活をしてみて、
この位置は本当に付けてもらって良かった!
と思う箇所があったので、ご紹介します。
我が家にとって、実際に付けてよかったと思ったコンセントの場所は以下の通りです。
- キッチンの足元
- キッチンの上
- カウンターの上
- ダイニングテーブルの後ろの壁両側(加湿器やマッサージ機他)
- 電子レンジ専用コンセント
- 冷蔵庫専用コンセント
- エアコン専用コンセント
- ソファー端の後ろの壁
- テレビの後ろの壁
- 洗面所の壁(ドライヤーや冷暖房器具用)
- 1階廊下(掃除機用他)
- 2階廊下(掃除機やwifi追加アンテナ用)
- 寝室の枕元付近(携帯充電や電気スタンド用)
- 寝室の足元(加湿器やガスファンヒーター用他)
- 家事室足元(冬の足元暖房用)
- 家事室棚上(PC用・電話・スマホ充電他)
- 家の外(防犯灯用・洗車時の高圧洗浄機用)
- トイレ(冷暖房器具用)
ほぼ、住宅会社さんが既に設置予定の場所でしたが、置きたい家具で隠れそうな部分やちょっと足りないと思った部分は移動したり追加したりしていただきました。
付けてよかったコンセントの場所の中で、主な場所のみ、もう少し詳しくご紹介していきますね。
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1.キッチンのコンセントについて
特にキッチン周りは同時に小型電化製品を使うのでコンセント不足になりがちです。
我が家の場合はこんな感じです。↓
実際に「電気ストーブ」を使うときの写真はこちら↓
(今は、他メーカの電気ストーブに変わりました^^;)
ガスコンロ前の床近くにあるコンセントは、普段は利用しないのですが、寒い時期に大活躍!
冬場のキッチンは、足元から腰までが特に寒く感じるので、縦長の電気ストーブを付けると腰から下が暖かく、この場所にコンセントをつけて本当に良かったです。
▼おしゃれな外観が人気の「ブルーノカーボンヒーター」
(スイッチ部分が下にあります)
また、システムキッチン上のコンセントは、電気ケトルだけでなく
- ジュース等を作るミキサー
- お菓子を作るときのハンドミキサー
の使用時にも便利な場所です。
また、キッチンで歯を磨くご家庭の場合、電動歯ブラシの充電器を常にコンセントに差したままにできるよう、我が家のようなコンロ近くとシンクから水が飛ばないカウンターの縁辺りにもう一箇所つけてもらうと便利かもしれませんね。
▼お手入れしやすいタイガー蒸気レス「わく子」
次は、リビング側カウンター上でのコンセント利用時の写真です。↓
リビング側カウンター上のコンセントは通常は「コードレス固定電話」と「サーキュレーター」2つで利用しています。
(オシャレ感がないですが…^^;)
ダイニングテーブルでホットプレートを利用したい時に、最初は床近くにあるコンセントから電源を取っていたのですが、足で引っ掛けたりして危ないので、カウンター上に設置したコンセントを利用するようになり、コンセントの数が不足したため、市販のコンセントを追加し、写真のように差したままにしてあります。
余談ですが、サーキュレーターをカウンター上に設置するととても便利ですよ。
私がサーキュレーターを設置してよかったと思った点は
- 夏はリビングからクーラーの涼しい風がキッチンにも届く
- ガスコンロに風が当たらない
- 風がまっすぐ届くので、自分の顔に風が来る
- おかずや朝のお弁当を早く冷ましたい時などにも便利
などが挙げられ、カウンター上のリビング側にコンセントを取り付けたのは、本当に大正解でした。
もしリビング側にコンセントを設置していなかったら、キッチン側から電源を取ることになりますが、コードが邪魔になるし、濡れてしまうので、とても使いにくくなっていたと思います。
最初は、冬場に電気ストーブを置く位置(ガスコンロ前の床近くのコンセント利用)に夏場に扇風機を置いてみたのですが、ガスコンロの火が不安定になったのと顔に風が来ないのでやめました。
カウンターキッチンを考えている方は、キッチン側とリビング側両方にコンセントをつけてもらうと便利ですよ。
▼我が家が購入したサーキュレーターの後継機種
2.廊下のコンセントについて
コンセントの場所は、住宅会社の方が標準的なコンセントの位置として始めからつけてくださるとは思いますが、廊下のコンセントも設置してあると便利です。
特に、コードのある掃除機を利用している場合は、部屋にしかコンセントがないと移動時にコードの長さが足りなくなり、毎回抜いて場所を変える手間が増えます。
廊下の長さによって変わりますが、だいたい廊下の真ん中あたりにコンセントがあれば、コンセントを抜かずに廊下全体まで掃除機を利用できます。
今は、我が家の掃除機はコードレスタイプになったのであまり利用していませんが、新居に暮らし始めた頃は、まだコード付き掃除機だったため、廊下にコンセントがあってとても使いやすかったです。
また、廊下に自動点灯する足元灯を付けておくと、夜中に目が冷めて飲み物を取りに行ったり、お手洗いに行く際に、廊下の天井にある明るい電気を付けなくてもに、足元灯の明かりで移動ができるので便利ですよ。
(思ったより明るい足元灯でした)
▼我が家が購入した足元灯▼
注文住宅でコンセントが足りなかった場所5選
これまでは、コンセントを設置していて良かった場所のご紹介でしたが、次は
もっとコンセントをつけておけば良かった…。
と後悔している場所のご紹介です。
我が家にとって、コンセントが足りなかったと思った主な場所は
- テレビ周り
- PC周り
- 携帯置き場・充電器まわり
- 玄関飾り棚上
- 1階廊下クローゼット内
などです。さらに詳しくご紹介していきますね。
1.テレビ周りのコンセントについて
コンセントが足りなかったと思った場所の一番はテレビ周りでした。
テレビ周りで電源が必要なものは、各ご家庭で異なるとは思いますが、我が家が一番多くコンセントを利用していた時期の場合は
- テレビ本体の電源
- DVDの電源
- テレビ録画用HDの電源
- 地デジ用ブースターの電源
- Wiiなどのゲーム機の電源
- ゲーム機リモコン充電器の電源
- ノートPC充電用の電源
- こたつ・ガスファンヒーター・扇風機の電源
- テレビボード付属コンセントを利用するための電源2個
と10個もコンセントが必要になった時期がありました。
我が家の具体的なリビングのコンセント位置はこんな感じです。↓
テレビボード自体にコンセントが付いていたので、その電源も使うために、壁についているテレビ配線横のコンセントは、2つの電源タップ用に利用。
2つの電源タップは、テレビボードの上に耐震マットで固定して置いてあります。
子供がまだリビングでゲームをしていた頃が一番多くコンセントを利用していて、その時どのように利用していたかと言うと、4個口電源タップの方は
- 家具付属コンセント用
(家具上部についているコンセントを利用できるようにするため) - ノートPC充電用
- ゲームリモコン充電用
5個口電源タップの方は
- 家具付属コンセント用
(家具下部についている2口コンセントを利用できるようにするため) - テレビ用
- 録画HD用
- DVD用
- Wiiなどゲーム機用
また、テレビボード家具下に付属しているコンセントは
- こたつ用(冬)
- ガスファンヒーター用(冬)
- 扇風機用(夏)
に利用しています。
電源タップで利用するときだけスイッチを切替れば、無駄な待機電力はなくなりますが、子供が小さかった頃、テレビ周りで利用する電気製品は予想以上に多かったです。
これから家を建てる方は、
- テレビ周りのコンセントを増やしてもらうか
- 我が家のように電源タップとコンセント付きの家具で生活していくか
- 電源タップを使うなら見た目がきれいになるよう見えないように隠せる方法がないか
など、色々と考えてみてくださいね。
我が家の場合、今は子供がゲームをしなくなり、DVDもテレビでネット配信の映画を見れるようになってから利用していないので、ゲーム用とDVD用のコンセントをなくして、電源タップを1つに減らし、テレビボードの中に電源タップを置けないか試してみようと思っています。
※まだこれから間取りを決めていく方は、リビングに出窓をつけようか迷っている方もいるかもしれませんね。我が家が出窓を付けてみて長年暮らして感じたことをご紹介した「出窓のメリットとデメリット!リビングに設置して私が後悔している2点とは?」という記事もありますので、よければあわせてご覧くださいね。
2.家事室のコンセントについて
次にコンセントが足りないと思ったのは、PCや携帯の充電をしている家事室です。
実際の家事室のコンセント位置はこんな感じです。↓
家事室にあるPC周り用のコンセントは、最初から3個口+電話回線になっていたのですが、実際には足りなかったですね。
どのように利用しているかと言うと
- PC用(本体とHDが一体化しているので1つ)
- 外付けHD用(バックアップ用)
- 光回線モデム用
- プリンター兼コピー機用
の4つが常に必要な状態で、1つ不足していたため、市販のコンセントを買ってきて、リビング側カウンター上のコンセントと同じ用に追加して使っています。
もう一つ、家事室机の上の壁にあるコンセントは、スマホの充電などに利用していますが、使うたびにコードを抜き差しするのが面倒で、電源タップを置いて各コードをさしたままにしておき、使うときだけスイッチをONにして利用しています。
実際に電源タップにさしてあるものは
- スマホ充電用
- 携帯充電器用
- ipad用
- ipadキーボード・コードレスイヤホン充電用
- ひげそり充電用
- コードレス掃除機バッテリー充電用
の6個です。
「家事室は、もう少しコンセントを増やしてもらえばよかった」
と思ったときもあるのですが、考えてみると電源タップの方が使うときだけスイッチを入れたりできて待機電力の消費を抑えることができるため、今は電源タップの方が便利と感じています。
我が家の場合、夫は寝る時に寝室で、息子は自分の部屋でスマホを充電しているので、家事室でのスマホ充電は私一人のみ。
我が家と違って、家族全員が同じ場所でスマホの充電をするご家庭は、もっと必要なコンセント数が増えますよね。
コンセント数を増やすのはお金もかかることなので、
- 電源タップを上手に使って、待機電力を抑えつつ
- コードを隠す小物や通気性のいいBOXなどを使って見た目も雑然としないように
できるといいですよね。
私もコンセント周りをキレイにする方法を探しているところです。
もし良い方法があれば、ぜひ教えていただけると嬉しいです!
※家事室を作ろうか迷っている方、我が家の家事室の間取りについてご紹介した「家事室かパントリーか?間取りを家事動線だけで決めると後悔する?!」という記事もありますので、よければあわせてご覧くださいね。
3.玄関のコンセントについて
リビングのテレビ周りや家事室のPC周りは最初からコンセントがあって、「足りなかった」という状態でしたが、全くコンセントを付けることが思いつかず、生活してから「ここにあると良かったのに」と思った場所があります。
それは玄関の飾り棚部分。
玄関の飾り棚には、花や季節の小物を置いたりと、ちょっと気分転換に色々なものを飾りたくなる場所ですよね。
私の場合は小さな電飾付きクリスマスツリーを飾ろうと思ったのですが、私が見たお店ではコンセントで電源を取る必要があるものしか売っていませんでした。
また、玄関横にすぐに部屋があるため、そこにコンセントをさそうと思ったのですが、コード長さが足りず、わざわざ延長コードを付けるのも不格好なので、飾るのを諦めました。
これから注文住宅を建てる方は、玄関の飾り棚近くにもコンセントをつけていただくと電飾の飾りが置けるので子供も喜ぶと思いますよ♪
4.充電式掃除機の収納場所にコンセント
最後に、「ここにコンセントがあったら見た目がスッキリしたのに」
と感じた場所は、1階廊下のクローゼットの中。
これは、コードありの掃除機から充電式のコードレス掃除機に買い替えたためです。
今は玄関横の部屋に掃除機の充電器スタンドを置いているので、片付けても掃除機が丸見えの状態ですが、1階クローゼット内にコンセントがあれば、充電器ごとクローゼットの中にしまう事ができますよね。
住宅購入当時は、まだコードレス掃除機は販売されていなかったので、クローゼットの中に電源がほしいと思う日が来るとは想像もできませんでしたが、これから住宅購入予定の方は、コードレス掃除機充電器置き場も考えてコンセントを設置すると、見た目もスッキリしていいですよ♪
※参考記事>>>「廊下にクローゼット兼収納棚!1階に設置してリビングの散らかりも防止!」
コンセント設置=特にPC・TV・キッチン辺りは足りなくなる!
コンセントの設置場所は、正直なところ、実際に暮らしてみないとわからない部分がたくさんあります。
今は建築前に出来上がりの住宅を3Dで見ることができる時代なので、それを見ながら
- 家族の生活動線
- 主婦(主夫)の家事動線
- 使いたい電化製品と場所
などを考え、その時の一番ベストな選択ができると良いですよね。
長年暮らしてみて、特に足りなかった!と思った場所は
- PC周辺
- TV周辺
- キッチン周辺
- 玄関
- クローゼット内
ですので、これから注文住宅を建てる方は良ければ参考にしてくださいね。
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