40代後半になって、強く思い始めたことがあります。それは、
年の離れた夫の定年があと数年。それまでに家の中にあるいらないものを全て処分し、管理するものを減らして、今後はもっとシンプルに生活をしていきたい!
ということ。
そう思い始めた数年前の私は、とにかく毎日のことをこなすのが精一杯。
全く心に余裕がなく常にイライラしていたような精神状態でした。
「朝補習・帰り補習」がほぼ毎日ある、自宅から少し距離のある高校に通っていた息子の通学時間に合わせて朝早くからお弁当作り。(早起き苦手な私…)
田舎暮らしで公共の交通機関が近くになかったため、毎日6時頃と20時半頃に最寄りの駅まで送迎の日々。
私も仕事があるので朝晩は大忙しでしたが、夫は勤務時間が不規則なため、代わりに送迎を頼むことができず、とにかく頑張ってこなすしかない状態で、今思い返しても、ほんとうに毎日が辛かったなぁ。
要するに、私のキャパオーバーですね…。(泣)
こんな私ですが、子育て終了後、一気に片付けモードへ。
私が目指しているシンプルライフは、「単に物が少ない家」ということではなく、
- 自分の管理能力に適した物量
- 掃除がしやすい
- 家族全員が物の出し入れをしやすい
- 老後も無理なく維持できそうな状態
といった生活スタイルです。
まだ、全ては終わっていませんが、これまでに取り組んできたことや今取り組んでいることを自分の備忘録も兼ねて、今後はこのブログ内でご紹介していこうと思います。
物が捨てられなくて、悩んでいるあなたへ。
焦る必要は全くないですよ!
子育ての真っ最中であったり、物への思い出が強く残っているうちは、私も全く片付けることができませんでしたから。(^^)
子育てが終わるまでは、なかなか片付けができなかった
世間では、子供の学年が上がる時に、迷うことなく前年度の工作やサイズの合わなくなった小さい服など、サクッと処分できる方もいらっしゃいますが、私は全く片付けることができませんでした。
当時は過去の思い出に執着するタイプだったのかもしれません。もしくは、子離れができていなかったのかな。
我が家は家を建てる時に、なるべく家具を買わなくて済むようにと作り付けの収納を多く作っていたため、「使っていない物をとりあえず置いておく」空間があちこちにあるのも物が溜まっていった原因の1つかもしれません…。
(ただの言い訳ですね。ハイ、スミマセン!)
私の場合は、やることが増えてきて気持ちに余裕がない状態になると、片付けにまで気が回らなくなり、
- とりあえずいらないものは収納棚へ入れて、後から片付けよう
となって、庭の物置や小屋裏物入れや各部屋にあるクローゼットなどに徐々に物が溜まっていき、扉を開けるたびに、その状態を見てまたイライラしてしまうという悪循環な状態に。
こうして徐々に家の中にある、
「使っていないもの、不要なもの、捨てるのに少し手間がかかるもの」が扉の向こうに鎮座している状態
となりました。
息子が高校を卒業し、ようやく「子育て終了」となった時に、もうそれまで溜まっていたストレスが一気に爆発!
物が溜まってくるとわかるのですが、例え収納扉を開けた時だけ不要品が見える状態だとしても、視界に入るものが多すぎると、本当に心まで疲れてきます。
また、物が多いということは、維持管理も必要となり掃除する場所や物も増えてくるので、結局は自分で自分を更に忙しくして、首を絞めている状態に…。(泣)
とにかくいらないものを処分して
- 管理するものを減らし
- 掃除がしやすく
- 家族全員が物の出し入れをしやすい
- 老後も無理なく維持できそうな状態
の家に変えていくために、本格的に片付けを開始しました。
子供が高校を卒業する頃になると、体に不調が出始めている方も多いのではないでしょうか。
更年期で体調が優れない時の心情を綴った「40代後半 更年期のピンチはチャンス?!理想と現実のはざまで…」という記事もありますので、もし同じように体調が不調になり始め、一人で悩んでいらっしゃるのであれば、一度お読みいただけると仲間がいることがわかり、少しは前向きになっていただけるかも。(*^^*)
ずっと捨てられなかった小さい頃の物をやっと処分
最初に片付け始めたのは、小さい頃に学校で作った工作。
我が家は一人っ子なので、全てのことが親子共々初めての事だらけ。その分、一つ一つのものに対する思い入れがどうしても強くなってしまって…。
- 息子が赤ちゃんの時に着た可愛い服や靴・おもちゃなどのベビーグッズ
- 保育園や小学校の時に一生懸命作った工作や絵
- 子供のために手作りしたかばんや学芸会で着るために手作りした衣装など
そのものを見るたびに当時の思い出が鮮明に蘇ってくる物は、どうしても処分することができず、工作などは玄関や出窓を作品置場にして飾っていました。
しかも、息子が高校生ぐらいまで、とても上手にできた工作を展覧会のように並べていました。
(完全に親バカです…)
当時は気が付かなかったのですが、よく考えたら全く子離れできていませんでしたね。(笑)
この思い出の物を一気に処分する気になったのは、置いてある工作について高校卒業時に息子に聞いたときの反応でした。
本人はもしかしたら記念だから捨てたくないかもしれない。一度聞いてみよう。
と思い、息子に
出窓とか玄関にこれまでの上手くできた工作を飾ってあるけど、最初に写真撮ってあるから、そろそろ処分しても大丈夫?
と聞いたところ、なんと
いいよ!なんでいつまでも飾ってるのか不思議だった。
との返事。
ガーン!私だけが思い出に浸っていたのね~(泣)
もうね、ずーっと「捨てたらショックかも知れないから飾っておこう」という一方通行の親心だったんですよ。(^_^;)
ここからは、思い出の工作などの処分は早かったですよ!
ちょうど次の日が可燃ごみの収集日だったこともあり、その日のうちに、出窓と玄関に飾っていた小学校時代に息子が作成した工作を可燃ごみの袋へ。
ずっと処分できなかった思い出の作品類でしたが、翌朝、ようやく処分することができました。
私の場合、一旦エンジンがかかると、しばらく片付け意欲が続き、次に取り組んだのはもし二人目ができたら困るからと思い、とりあえず小屋裏物入れに保管していてすっかり忘れていたベビー用品類。
処分したものを箇条書きにすると、
- ベビーバス
- ベビーカー
- ベビーウォーカー
- ベビー用テーブルチェアー
- 哺乳瓶
- ベビー服
- ベビーシューズ
今振り返ると、自分が恐ろしいですね。いつまで保管していたのか…。
思わず息子に「自分が使っていたものだよ」と言って見せたところ、思春期真っ盛りの時期だったので、ちょっぴり照れていました~。
庭の物置などにあった数々の不要品も処分!
小屋裏物入れの次に手を付けたのは、庭の物置や庭においてあった収納BOX類。
庭に設置してある物置は、捨てるのがちょっと面倒な「粗大ごみ置き場」となっていました…。
他にも物置に入らない大型の収納BOXが庭に放置状態。(汗)
もう完全に自分の管理能力を超えた物量になっている事に気がついたので、
もっと出し入れしやすい、使いやすい物入れにしたい!庭の不要品も処分したい!
と思い、とにかく一度物置のものをすべて出し、庭に置いてあった不要品も一箇所に並べました。
まぁ、改めて見ると本当に不要品の山・山・山!(汗)
当時、まさかブログを始めるとは思っていませんでしたので、写真が残っていないのですが、実際に処分した物を以下箇条書きにすると
- 乗らなくなった古い自転車2台
- 子供が小さいときに遊んでいたサッカーボール2個
- スケートボード
- 雪すべり用のソリ
- バーベキューセット1個(何故か2個あった…)
- 砂遊びセット
- 壊れたすだれ
- 電気コードの束(なぜか夫がもらってきた)
- 古くて使えない洗車ブラシ
- 使わなくなった植木鉢
- 以前のアパート暮らしのベランダで使用していた大型の収納BOX
- 壊れたエアコン室外機カバー
など、ゴミ袋には入らない大きさで、粗大ごみ扱いとなる物がいっぱい!
粗大ごみの出し方は、
- 1個につき、1,000円払って資源ごみシールを貼り、回収予約した日の朝、自宅前に置いておく方法
- 自分で車に積んで、ゴミ処理場へ搬入し、20kg200円で処分する方法
- 普通の45Lゴミ袋に入る大きさまで「のこぎり等でカット」して袋に詰めて、可燃ごみや不燃ごみの日に出す方法
の3つの方法がありましたが、とにかく家からすぐに無くしたかった私は、主人に協力してもらって、ゴミ処理場へ搬入することに。
我が家は普通車のため、当時1回では運びきれずに4~5回ゴミ処理場へ。
大変でしたが、一気に庭の物置のものがなくなったので、本当にスッキリしました。
以上が子供が高校を卒業してから、まず最初に取り組んだ大掛かりな片付けです。
この後も、まだまだ続きますが、また改めてご紹介します♪
余談:片付け前に参考にしていた本をご紹介
自分なりにいらないものの処分をすれば、徐々に部屋がスッキリするはずと思っていましたが、本格的に片付けを始める前に、他の人の片付け方法が知りたくなり、何冊か本を購入しましたので、ご紹介しますね。
1)人生がときめく片づけの魔法
- 著者:近藤麻理恵(こんまり)
- Amazonで見てみる⇒人生がときめく片づけの魔法 改訂版
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こんまりさんの本は、ときめきで物の処分判断をすることで有名ですよね。
これから初めて片付けを始める方には、判断基準がわかりやすく取り組みやすいと感じるとても良い本だと思います。
ただ、辛口レビューも一言付け加えると、「ときめきだけで判断できるものばかりとは限らない。」という点です。
片付けを始めた頃は、こんまりさんの基準で物の処分を順調に行うことができたのですが、年齢を重ねるにつれて、私には判断方法が合わなくなりました。
そんな頃に、出会った本が次の本です。
2)新・片づけ術「断捨離」
- 著者:やましたひでこ
- 本のタイトル:新・片づけ術「断捨離」
ご紹介した本は、かなり前の本です。ただ、私が断捨離を本格的に行いたいと思った本だったので、あえてご紹介しました。
やましたひでこさんは、数多くの本を出されていて「断捨離」という言葉の第一人者として有名ですよね。
若い方などがただ片付け方法を知りたいと思って、やましたひでこさんの本を購入すると違和感をおぼえる方もいるかも知れません。
子育てがそろそろ落ち着く予定の方や、精神的にいっぱいいっぱいの方、更年期世代の方、介護が始まる方、親世代が物を大切にする家庭で育った団塊世代の方など、人生経験を積んだ、ある程度年齢を重ねた方にとっては、かなり心に響く内容の本ではないかと感じました。
他にもいろいろな本を読みましたが、私の中ではこの2冊が始めて片付けに本気で取り組むきっかけとなったのでオススメしたい本です。
どちらの本も、私自身は部屋の片付けや心の片付けをする時にとても参考になりました。
好みが分かれるかとは思いますが、読んだことのない方は良ければどうぞ♪
※やましたひでこさんの他の本
他にもいろいろな片付け本がありますね。
アマゾンのKindle本であれば、単行本よりもお得に購入できる本もありますよ♪
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大掛かりな片付けは、子育てが一段落したときがチャンスかも?!
子育て真っ最中のときは、日々の生活に追われて精一杯だった私も、子供が高校を卒業したときに片付けモードへ、一気にシフトチェンジ!
捨てられなかった子供の工作や、小屋裏物入れに入れてすっかり忘れていたベビー用品、庭の物置に放置していた粗大ごみなど、
とにかく家から不要品をなくしたい!
という衝動に駆られ、家族にも協力してもらい、車にゴミを積み込んで何度もゴミ処理場へ往復しました。
実際に、不要品を処分していくとわかるのですが、心のイライラが間違いなく減っていきます。
また、不思議なことに不要品を減らしていくと、新しくものを購入する際に
「本当に我が家にとって必要か」
をよく考えるようになり、無駄なものを買わなくなって「節約にもつながる」と気が付きました。
我が家は、年の離れた夫が数年後に60歳を迎えます。
夫がまだ力も元気もあるうちに、家の中の不要品を処分して、老後に無理なく生活していける環境に変えていくために、今後も片付けを続けていこうと思っています。
これから片付けに挑戦しようとしている方にとって、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
※次の片付け記事>>>「【子育て後の片付け2】教科書類やおもちゃを処分!部屋の一角がようやくスッキリ!」
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