私は40代半ば頃から更年期症状と思われる身体の変化を感じ、症状としてはイライラ、物忘れ、めまい、脱毛などが現れ、特に手指の関節の痛みに悩まされるようになりました。
様々な母の更年期症状をよく覚えていたので、「ついに私にも更年期症状がやってきたか」と…。
あれから、5年以上経ちますが、イライラやめまいは落ち着いてきましたが、手指の関節の痛みや腫れ、しびれ、むくみなどは今でも続いており、特に朝起きたときの痛みが一番ひどいので、布団の中でグーパーなどの指の運動をしてから、朝の家事に取り組むようにしています。
※指の運動用に購入した本
⇒「手指の痛み・しびれ・はれ・変形が自力でよくなる1分体操大全」
50代前後になると、皆さん何かしらの症状が大なり小なり出ているかと思いますので、酷い方に比べれば、まだかなりマシな方だとは思いますが、それにしても更年期は長いですよね。
最近の体調の変化は、月1回来るはずのものが、飛ぶ月もあれば、月に3回も来ることがあったりと、かなりの不安定に^^;
いよいよ更年期の後半がやってきたのでしょうか。
私は腹痛と頭痛も同時にやってくる体質なので、さすがに月に3回は辛いかな…。
片頭痛持ちでもあるので、鎮痛剤の減りが早いこと早いこと(笑)
あまり飲みすぎると、逆に頭痛の原因となり、一度お医者様に怒られたことがあるので、できるだけ薬を飲まないように気を付けなくては。
毎日「エクエル」を飲んだり、ハンドマッサージャー「ルルド」を使用したり、指に「サポーター」を付けてPC作業をしたりして更年期症状をなんとか和らげているので、産婦人科のお世話になるところまでは行っていないのですが、やはり早く落ち着きたいです。
更年期は10年ほど続くと言われているので、あと約5年?!
ホント長いわ~(笑)
自分に更年期症状が現れてからは、時々母の更年期のことを思い出します。
私の母はかなり更年期症状が酷く、病院巡りを繰り返して「更年期障害」に該当する状態だったので、それを思えば、まだ私は軽い症状です。
母はホットフラッシュ、関節の痛み、狭心症(ニトロ服用)、イライラ、めまい、物忘れなど本当に多くの症状が出ていたため、産婦人科でホルモン治療を受けていましたが、一番家族として悩んだのは鬱状態の母への対応でした。
ごきげんな時は良かったのですが、気分が落ち込むと、自分は誰にも必要とされていないと思い込み、その思考を本人の中で繰り返してしまうので、どんどん深みにはまって行き、一度だけ取り返しがつかなくなる行動に出ようとしたことがありました。
これまでに私のブログを読んでくださっている方の中には、なんとなく覚えていらっしゃる方もいるかもしれませんが、私はすでに結婚をして子供が小学生だったある日の夜、父が入浴中に、母は荷物をまとめて実家を出ていったことが…。
偶然実家に向かっていた弟が、真っ暗な夜道を歩いている母を見つけて、とにかく車に乗せて落ち着かせつつ、私にも電話をしてきたので、私は夫に子供を任せて慌てて実家へ車を走らせたことがあり、今でも鮮明に覚えています。
最終的に母は無事家に帰ることとなりましたが、当時の母は鬱状態が酷く、泣きながら「これまで我慢して心に秘めていた思い」を父の前で打ち明け、私も目の前で話を聞いていました。
その時わかったことは、「母はその日、自ら命を絶とうとしていた」ということ。
夜の12時過ぎまで両親それぞれの話を聞き、夫婦間の問題を娘の私が解決案を提案しつつ取り持つということになり、私もボロボロと泣きながら両親に話をしていたことを思い出します。
きっと昭和世代の頑固おやじ気質の父に対する不満が大爆発し、母は我慢の限界を超え、しかも鬱状態だったこともあり、あのような行動を取ってしまったのだと思います。
団塊世代の父は、たしかに頑固で、子供としても接し辛い面が多々ありましたが、母を大切に思っていることは伝わってきました。
あの日、弟が偶然実家に立ち寄らなければ、母は一人で出て行ったきり、戻ってこなかったかもしれません。
その後、元気を取り戻し、今では父と2人で老後生活を楽しんでいますが、母はあれからずっと後悔しているようで、
「あの時は本当に申し訳ないことをしてしまった。子供に対して絶対にしてはいけないことだった。」
と時々口に出すことがありますが、更年期症状から来る行動だったこともあり、母自身もコントロールできず悩んでいたと思うので、私はいつも「別に大丈夫だよ」とこたえています。
幸いにも、今のところ私の更年期症状に鬱症状が出ていないので、母ほど深い悩みに陥ることはありませんが、同じ様に更年期で悩み苦しんでいる方の気持ちはよくわかります。
更年期症状は、自分ではどうにもコントロールができない部分が多いので、本当に辛いですよね。
しかも女性は我慢強い方が多いので、これぐらいのことで弱音を吐いている場合ではないと、無理をしてしまう方が多いと思います。
この記事を読んでくださっている方の中には、全く更年期症状が現れなかった方や、男性で更年期の辛さが全くわからない方もいらっしゃるかもしれませんね。
私も一時期、夫に対するイライラがひどかったのですが、夫が比較的家事に協力してくれたり、話を聞いてくれたりしたため、今はかなり落ち着きを取り戻し、
- 夫婦で一緒に行動する時間をあえて作ってコミュニケーションを取ったり
(ドラマなどを一緒に見る・週末ハイキングを楽しむなど) - お互い個々の時間も大切にするスタイルを確立したり
したので、母ほど更年期症状が悪化せずに済んでいます。
もしご家族の中に、更年期症状で悩んでいる方がいたら、毎日話を聞いてあげるだけでも精神的なストレスが減少するので、ぜひコミュニケーションを取ってみてくださいね。
また、家事ができなくなる日が出てくると思いますが、そこはご家族の絆が試されるときなので、ぜひ積極的に家事分担することを提案して、みんなで協力して乗り越えていただけると嬉しいです。
更年期でお悩みのあなたへ。
まだ数年は続くかもしれませんが、お互い好きなことを見つけつつ、人生を楽しみながら、なんとか乗り越えていきましょうね♪
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